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2013年09月18日

高見盛のこと

はい。テケトー大魔王みうらである。


9月15日から東京両国国技館で大相撲秋場所が始まった。

実は私みうらは大相撲が結構好きだったりするわけで。

わりと長いこと高見盛関がお気に入りでした。

まわしを掴んだら強かった。
かいな力ってのかな。

まあ高見盛、個性の塊(かたまり)みたいなお相撲さんでしたねぇ。

高見盛の何が好きって、最後の仕切り前のあのロボコップと言われたパフォーマンスね。
自らを鼓舞する独特のパフォーマンス。
あれ、高見盛は思いっきり「やりきっちゃう」のね。
もう一心不乱、唯我独尊(いっしんふらん、ゆいがどくそん)。
これから命懸けの勝負だ。へたしたら死んじゃうかもしれん。死なないまでも大ケガするかもしれん。
怖い。
だがやるしかない。
クッソ〜っ、やってやる〜ぅっ。
フンッフンッフンッてなもんでしょうな。

私、テレビが白黒のころから相撲は観てるんだけど、高見盛ほど派手ななパフォーマンスするお相撲さんは見たことなかったもんね。

大相撲の世界には親方と呼ばれる偉い先輩たちも大勢いるはず。中には口やかましい人も当然いるだろう。

だが、高見盛のパフォーマンスは禁止にならなかった。
あれは高見盛が一心不乱に「やりきっていたから」 だろうね。

芝居もそうなんだけど、うまい・へた以上に「やりきって」いるかどうかが大きいんだよね。
もう集中力の問題でね。
冷静に見たら多少変でも演者が強い集中力で一心不乱に演じると、理屈抜きの説得力が出てくるわけね。

リアリティーより説得力!
これ大事♪


あと高見盛といえば、土俵上で勝負がついた後の退場シーンね。

勝った時の花道を引き上げていく高見盛はもう、グイっと胸張ってね「どうだっ」て感じで鼻の穴ふくらまして嬉しそうに引き上げていくのね。
で、負けたとき…もうガックリ肩落としてね、ションボリしちゃって、泣きそうな顔して引き上げていく。

喜怒哀楽がわっかりやすくカラダ全体に出ちゃうのね。

彼は別に感情を表現しようとしてるわけじゃないんだろうな。
出ちゃうのね、からだ中から。

ある意味ものすごく羨ましいなと思う。

と今回は超個性派力士、高見盛のお話でした。



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Posted by ~滑走路~ at 14:52│Comments(0)
 
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